中小企業診断士になったSEのオルタナティブなブログ

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診断士資格をドラクエに例えると

受験生時代は、診断士になりたいという想いの強さもあり・・・

 

診断士資格の取得が、

 

ドラクエでいう「ドラゴンキラー」「はぐれメタルの剣」や「イオナズン」「メラゾーマ」のような強力な武器や呪文の取得のように思えていました。

 

冷静に考えると分かることですが、

 

実際の「診断士資格」の単体効果はショボく、ギラやホイミに毛生えた程度の効果しかありません。

(初期呪文しか使えない賢者みたいなもんです。)

 

そこで資格取得4年経過した自分が、診断士資格をドラクエに例えて整理してみました。

 

1.剣や攻撃呪文でなく「補助アイテム」として

 

経営知識全般の基礎を得ることで、幅広い分野に対応できるベースができます。

 

ドラクエに例えると、スーパーリングや命の石でしょうか。

 

【メリット】

  • 攻撃耐性全般が一律アップする補助アイテムになります。イオナズンメラゾーマだって耐えられるし、ザラキマホトーンにもかかり難くなります。)
  • 自分が持つ複数スキルから新たなスキルを生み出す事ができます。(ギラと剣で、魔法剣「火炎切り」を覚えるなど)

 

【デメリット】

  • 有頂天になって診断士風を吹かすと、パーティー(社内)で嫌われます。

 

2.「転職アイテム」として

 

1の「幅広い分野に対応できるベース」は耐性やスキル融合だけでなく、転職アイテムとして活用できます。

 

ドラクエに例えると、賢者への転職ができる「悟りの書」でしょうか。

 

【メリット】

  • 「悟りの書」のように転職が確約されませんが、書類選考の確率は一律アップします。

 

【デメリット】

  • 幅広くスキル習得しようと不必要に転職を繰り返すと、経験値が分散され器用貧乏になってしまうので、ドラクエの転職と同様にリアルな転職も戦略的な視点が必要です。

 

3.称号というよりも「移動手段」として

 

2の「転職」せずとも、今のフィールドに居ながら、新しいフィールドに移動することもできます。

 

ドラクエに例えると、「魔法の鍵」「最後の鍵」や船や気球などの移動アイテムでしょうか。

 

【メリット】

  • 新しいフィールドには、今までのフィールドに無い武器やアイテムがあります。
  • 新しいフィールドで一定レベル成長をすると、今までのスキルと相乗効果で大化けします。

 

【デメリット】

  • 新しいフィールドで今と同様の活躍は保証されません。過去の経験値が全く通用しないフィールドだってあります。

 

まとめ

これらの効果を踏まえ戦略的な活用をすることで、診断士資格は絶大な効果を発揮します。

 

漫画版ドラゴンクエストのダイやポップのように、「アバンストラッシュ」「メドローア」等の絶対的なスキルを身に付けて、「小さな島の勇者」「見習い魔法使い」から、「世界を救う勇者」「大魔道士」にだってなることができる筈です。

 

「ドラゴンの騎士」でも「アバンの使徒」でもない「地方の小さなソフトハウスプログラマ兼SE」だった自分が、上場企業の幅広い業務に携わり、診断士のネットワークを広げることで別の新しい案件にも関わることができています。

 

まだまだダイやポップの成長には及びませんが、ドラゴンや大魔王のような強敵を目標に、受験生時代からの私の冒険は継続中です。

 

 

みんな割と非合理的な目標をいだきがち

「全ての人に認められなければならない」、「物事を完全にやり遂げねばならない」といった非合理な目標をいだいていないか自省せよ。

 

クリティカルシンキング入門編 原則30

 

全くその通りなのだが・・・・

それでも気が付くと、「その非合理な目標」に振り回されてしまう

 

自信の無さ、対象についての情報不足、周囲の同調圧力など、理由は色々だ。

 

安易な「優先順位」や「コスト意思」という概念で、解決できるなら誰も苦労はしない。

 

だから、自分は「非合理な目標をいだかない」ということ自体が「そもそも非合理な目標」だと考えるようにしている。

 

自分自身を含め仕事に関わる色々な人と「現在の非合理な目標」と向き合って対話しながら、それをいくらかマシなものにしていくことが仕事の醍醐味だったり、面白さだと思う。

 

すぐ独立しない人が診断士資格取得後にすることを何となく書いてみた

中々ブログが更新できずにいます・・・

 

自分への反省を踏まえて思いつく限り書いてみました。

 

  1. 勉強する習慣を崩さない
  2. 改めて診断士資格と自分の強みを繋げる(スキルマップの見直し)
  3. 診断士の仲間を探す
  4. 資格更新ポイントを自力が稼ぐ術を探す
  5. 実務に関わる機会を探す
  6. 自分のコンテンツをの土台を作る

 

「1.勉強する習慣」については転職して環境の変化もあり、勉強時間は受験時代に比べてメッキリ減りました・・・

受験時代のモチベーションで勉強を続けて他にも凄い資格を取って知人おり、一番の反省点です。

 

他は、辛うじて実現しているといった状況です。

まだまだ道は半ばですが、そのプロセスは何とか楽しめています。

 

漫画の「HUNTER×HUNTER」に例えると、ハンター試験合格後に、ライセンスカードを守ったり(更新ポイントの維持)、「念」の習得(診断士資格と自分の強みを繋げる)といった感じでしょうか。

 

 

お前のいっている事はきっといつだって正しい

お前のいっていることは正しい

きっといつだって正しい

 

でも単に正しいだけでは人は動かん

 

(中略)

 

私がお前にアドンバイスなんて、

おこがましいと自分でも思うのだが

 

出典:キン肉マン

 

連載が再開されたキン肉マンのセリフですが、「キン肉マン」「作者」「私を含む全ての読者」のリアルタイムの36年の成長が漫画を通じて感じさせられました。

 

36年前の連載当時なら「友情が一番大事だから」的な安易なセリフになっていたと思います。

 

同じような事は自己啓発書等にも書いてありますが・・・

 

子供時代を一緒に過ごし、今も戦い続けている「古い戦友」の言葉だからこそ重みがありますね。

 

キン肉マン 74 (ジャンプコミックスDIGITAL)
 

 

 

一度は大騎士団や大国に使える事を夢見るが・・・(ファイブスター物語)

若い騎士は一度は大騎士団や大国に使える事を夢見るが・・・

 

大国や多くの騎士団は家柄や血統、出身、扱いやすい性格の騎士を選ぶと気がつく・・・

 

そんな世の中のしくみに気が付いて、イヤになっている奴らは山程いるんだ。才能も力もあるのにな。

 

「ジィッドって無名の駆け出しがハスハ戦で手柄を立ててシュペルターを褒美にもらった」このニュースが飛び回りゃ

 

一発やるかとバッハトマに集まってくる。

チャンスはいくらでもあるってな。

面白いれーじゃないか

 

出典:ファイブスター物語 デコーズワイズメル

 

魅力的な敵役のセリフなのですが、世の中を良く表しています。

 

騎士団を会社に置き換えると

 

『大企業の騎士』は組織戦(社内政治やプロジェクト運営)には慣れていますが、個人戦や乱戦(実作業や想定外のトラブル等)には不慣れな傾向にあります。

 

『中小企業の騎士』はその逆で、個人戦や乱戦には慣れていますが、大規模な集団戦には不慣れな傾向にあります。

 

いくら優秀な騎士でも、所属する騎士団(企業)の戦法と相性が悪いと十分に力を発揮できません。

 

「そんな世の中の仕組み」に潰されてしまう騎士がいることも現実ですが・・・

 

「そんな世の中の仕組み」を逆手にとった活路を見いだすことが、大企業の騎士にも中小企業の騎士にも求められる素養なのだと思います。

 

ファイブスター物語 (12) (ニュータイプ100%コミックス)

ファイブスター物語 (12) (ニュータイプ100%コミックス)

  • 作者:永野 護
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  • ファイブスター物語は、「ストーリーや設定の複雑さを読者が調べ補完しながら読み進める」という若干敷居が高い漫画ですが、登場人物やメカのデザインが秀逸なのでお勧めの漫画です。
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人間と人間の勝負だよ。文句あるか?(新人研修の居眠り)

この時期になると 、新人研修で居眠りして叱られる新人さんを見かける事があります。

 

叱るならば「仕事の成果(会社の信頼や利益)」に対してと思いますが・・・

自分が講師の立場だった時のみ限定で、次のスタンスでいます。

 

「もし、講師が明石家さんま島田紳助のようなトークの達人だったら、GAFAの創始者のようなその道のカリスマだったら、彼らは居眠りするだろうか?」

 

仕事では利益にならない話・退屈で情熱の無い話には、誰も耳を傾けてくれません。

 

診断士としてのセミナー講師の経験もありますが・・・

受講者の評価アンケートは良くも悪くも残酷です。

 

新人研修とはいえ、自分が仕事に関する何らかの話に居眠りされるようであれば、私自身にも何らかの問題があるかと思います。

 

未だ「新人が居眠りするような退屈な研修してんじゃねーよ!!」

と講師が怒られる熱いシーンを見かけたことがありませんが、

 

勝負の図式を「新人vs睡魔」から、「居眠りする新人vs講師の人間力」にした方が、お互い刺激があって面白いんじゃないでしょうか。

 

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