今にも落ちてきそうな空に下で(ジョジョ5部、アバッキオの最後)
そうだな… わたしは「結果」だけを求めてはいない。
「結果」だけを求めていると、人は近道をしたがるものだ………
近道した時、真実を見失うかもしれない。
やる気もしだいに失せていく。大切なのは、『真実に向かおうとする意志』だと思っている。
向かおうとする意志さえあれば、たとえ今回は犯人が逃げたとしても、
いつかはたどり着くだろう?向かっているわけだからな。
…………違うかい?
ジョジョの奇妙な冒険:5部:今にも落ちてきそうな空に下で
新卒の初仕事で、品質の悪いソフトウェアを納品してしまいお客様から厳しい言葉を頂いたあの日・・・
帰宅中に落ち込みながら、ふらふらと立ち寄ったコンビニで、缶コーヒーとジャンプを購入して読んだ『ジョジョの奇妙な冒険』で出会った言葉です。
(仕事帰り、漫画雑誌を読んでる所なんか学生モードなのですが・・・)
就職氷河期で一般的な理想と程遠い会社への就職でしたが、SE(プログラマ)として社会で自立して生きていく事への希望もあり、決してサボっていた訳ではなく努力もしましたが、
成果が出せず、むしろ悪い結果を出してしまった。
お客様からお金を頂く時点でプロだ。
新卒で経験が少なく周囲のサポートも無いので、仕様変更に柔軟に対応できませんでしたは、此方のお粗末な事情に過ぎずお客様への理由にはならない。
同じ環境でも上手くやっている優秀な同期もいる。
「SE(プログラマ)なんて、向いていないのでは?」
自分や未来に絶望してやる気もしだいに失せていた、そんなあの日に出会った言葉だ。
そんな自分がIT業界で仕事を続けられてこれたのは、仕事で失敗して落ち込んで帰宅したあの日、この言葉が心に刻まれた事が大きいと思う。
その後も失敗を重ねながら周囲の力も借りて少しずつ経験を積んで、それなりに安定した品質のシステムをお客様に提供できるようになり、「SE(プログラマ)として社会で自立する」という「結果」にいつの間にか辿り着いていた。
また自分が求める「結果」の内容自体も、変化しながら今に至っている。
自分の拙い文章力では、上手く表現する事はできないが、「結果」なんて、そんなもんだ。
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おまけ
プロしての「結果」に対する責任は当然発生します。ジョルノ達のような「覚悟(黄金の精神)」でそれに立ち向かう必要はありますが、「スタンド使い」ではなくても、朝昼晩を食べ栄養と睡眠を取れば7割のケースは何とかなります。