令和元年度の2次試験が、来週10月20日に迫っており、受験される方は、最終調整の段階に入っているかと思われます。
2次試験を3回経験した、あまり出来の良くない自分が、2次試験を振り返って、合格するコツや思うことを書いてみました。
その1:中小企業診断士としての標準的な診断プロセスが確立されていること。
2次試験は、1次試験で得た知識の応用試験の位置付けですが、
少し別の角度で考えてみました。
2次試験の合格後、中小企業診断士の正式登録の為には、実務補習で、実際の企業に訪問して、診断実務に従事する必要があります。
その際、2次試験の解答プロセスが、そのまま実務補習の診断プロセスのベースになります。
裏返すと2次試験は、実務補習で、実際の企業の経営者に、中小企業診断士の卵として紹介しても、遜色ないかを確認する試験でもあると私は考えます。
受験生時代に、実務補習など、全く意識しませんでしたが、実際に実務補習に従事して、2次試験との関係性に気付きました。
今は、合格が第一優先なので、実務補習について詳しく調べる必要はありませんが、自分の解答プロセスが、実際の企業の診断プロセスのベースになるとイメージすると、2次試験の本質や事例で問われている事が見えてくると思います。
その2:中小企業に寄り添った提案ができているか
これも、事例本文や設問をよく読むという基本的な事を、別の視点で言っているだけですが、中小企業に寄り添い尽くす姿勢がない受験者は、中々合格しにくい傾向にあると思います。
特に、持論に拘り過ぎる受験者などが該当しますが、自分の過去の試験結果にも如実に表れています。
1回目の結果:AABA
一次試験合格がやっとで、二次試験の本格対策は、一次試験直後から。
当時の解答プロセスも稚拙なもので、解答用紙を埋めるが精一杯で、試験直後、合格する自信は全く無く、結果は不合格であったが、意外といい線に行っていた。
2回目の結果:CDCB
1年間、事例対策を研究して自信もでき、試験直後に合格を確信したが、
1次試験から受け直しという、絶望の底に叩き落とされました。
3回目の結果:AAAA(合格)
1次試験で精一杯で、2次対策には、殆ど割けなかった。
また、試験前日に高熱が出てしまい当日のコンディションも悪く、何とか精神力で解答用紙を埋め、自信が有る無しすら、もう分からない状態だったが、合格することができた。
今思えば、大失敗した2回目は、下手に事例対策を積んだ事で奢りが生まれ、中小企業に向き合う真摯さに欠け、冷静な分析ができず、独りよがりの解答を書いていました。
初受験の1回目、挫折を経験した3回目は、奢りも自信も無く、事例企業にすがるような気持ちで解答を書いていた事が、よい結果に繋がったように思えます。
その3:当日は体力気力の勝負
これも当たり前ですが、試験当日に向けた心と体のペース調整も重要です。
特に試験当日、各事例の出来映えに一喜一憂して、心のペースを崩し、思わぬケアレスミスや判断ミスを生む事が最大の敵です。
受験生を惑わす難しい事例は絶対に出題されますが、2次試験は相対評価の試験です。どーせ難しい事例は誰もできないので、安心して部分点の確保に注力しましょう。
余談
ドラゴンボールのフリーザー戦の様に、事例問題もどんどん変身して、最後の事例4の財務は、絶望的に難しくなるぐらいの状況を最初から覚悟しておけば、
「私の戦闘力は53万です」
ような難しい事例が出ても、動揺はしないものです。
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- 財務が苦手だった自分は、フリーザの最終形態に戦いを挑む気持ちで、事例4に臨みました(笑)