割り算から物事を考えよう
算数では、掛け算(×)割り算(÷)をしてから、足し算(+)引き算(-)をするよう四則演算を習いますが、物事を考える場合は、四則演算の順番は異なります。
まずは、割り算(÷)
考える対象を適切な単位に分割します。
次に、引き算(-)
分割した単位毎に、不要なものを除外します。
そして、足し算(+)
不要なものを除外した後、必要なものを追加して、最適化します。
最後に、掛け算(×)
最適化された要素同士で、相乗効果があるものを探します。
私達は物事を考える際、足し算(+)のみ意識してしまいがちですが、次の様なもったいないケースがよく見受けられます。
- 割り算(÷)と引き算(-)の視点が無い為、不必要に問題が複雑になってしまう
- 掛け算(×)の視点が無い為、単体では良いアイデアでも狭い視点に留まってしまい、その良さを十分生かしきれていない
また、自分が聞き手の立場にある場合にも、
割り算(÷)→引き算(-)→足し算(+)→掛け算(×)の順番で、一緒になってアイデアを整理すれば、より良い解決の道が生まれるのではないでしょうか。