一度は大騎士団や大国に使える事を夢見るが・・・(ファイブスター物語)
若い騎士は一度は大騎士団や大国に使える事を夢見るが・・・
大国や多くの騎士団は家柄や血統、出身、扱いやすい性格の騎士を選ぶと気がつく・・・
そんな世の中のしくみに気が付いて、イヤになっている奴らは山程いるんだ。才能も力もあるのにな。
「ジィッドって無名の駆け出しがハスハ戦で手柄を立ててシュペルターを褒美にもらった」このニュースが飛び回りゃ
一発やるかとバッハトマに集まってくる。
チャンスはいくらでもあるってな。
面白いれーじゃないか
出典:ファイブスター物語 デコーズワイズメル
魅力的な敵役のセリフなのですが、世の中を良く表しています。
騎士団を会社に置き換えると
『大企業の騎士』は組織戦(社内政治やプロジェクト運営)には慣れていますが、個人戦や乱戦(実作業や想定外のトラブル等)には不慣れな傾向にあります。
『中小企業の騎士』はその逆で、個人戦や乱戦には慣れていますが、大規模な集団戦には不慣れな傾向にあります。
いくら優秀な騎士でも、所属する騎士団(企業)の戦法と相性が悪いと十分に力を発揮できません。
「そんな世の中の仕組み」に潰されてしまう騎士がいることも現実ですが・・・
「そんな世の中の仕組み」を逆手にとった活路を見いだすことが、大企業の騎士にも中小企業の騎士にも求められる素養なのだと思います。